町田まいにち

30代、仕事を辞めました。実家を出ました。

【おすすめ漫画】女子中学生、ずっと友だちではいられない

こんにちは、町田です。時間があるので漫画をよく読むようになりました。

薦めたいけど薦めにくい漫画

今日は『ちーちゃんはちょっと足りない』というお薦めしにくい漫画の話をします。

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タイトルにも書いた通り女子中学生の話なんですけども、でも全然女子女子してないです。

お小遣いが少なくて、友達も少なくて、成績はあんまりよくなくて、でも同じ団地でいつも仲良しのナツとちーちゃん。ちーちゃんに至ってはめっちゃ子供っぽくて、見た目も中身も小学生で、それでまわりの人を巻き込んだりしてわちゃわちゃする、…っていう漫画に見えるんですよ前半は。あっギャグ漫画だなってなるんですよ。

クラスメイトの眼鏡女子旭はクールでいいキャラだし、ちーちゃんのお姉ちゃんの志恵ちゃんは優しいし、ほのぼのギャグ漫画だと思うんですよ、ほんと、途中までは。

で、ちょっとした出来事から、不穏な空気に…。

ネタバレはこれ以上しませんが、これ、すごい漫画だなあ。

思春期は田舎だけのものではないですが、この漫画はちょい田舎、という風景込みで成立してると思うんですよね。靴を買うためにジョスコなるショッピングセンター?スーパー?に歩いていく、とかそういう空気。

田舎の子どもたちのこの閉塞感、世界の狭さ視野の狭さ、何も無さ!

誰も抜け出せないし、変えられないし、いやだいやだって思うだけの日々。それを激しく描いてないところがまたいいです。もっときついエピソードとか出せそうなのに、地味に、抑え目に、じわじわくる。

「中学生になっても最新ケータイや音楽プレイヤーも何も持ってないからな私たち そんなにイモ臭いから クラスも下部組で交友関係もせまいし」

ってむかーしクリスマスに買ってもらった人生ゲーム(もちろんボードゲームのやつ)をふたりで(!)延々やりながら考えてる主人公のナツなわけですよ。下部組って何だよ初めて聞いたよそんなツラい呼称。

胸をかきむしるような…って程ではないこの、この感じ、あれ?擦り傷できてた。みたいな痛み。

中学生で交友関係狭いなんて当たり前なのにもうほんと気にすることないのに、誰しも知っているこれが思春期の劣等感!

読後にいろいろ

読んだ数日後に、「ちょっと足りない」の意味についてハッとして、それからカバーイラストやカバー下を見てまた擦り傷を感じました。

美しい瞬間は確かにあったのに、いつの間にか分岐を経ていて、もう戻れない。

はー痛むわーと思って検索してたら、「このマンガがすごい!」2015年版オンナ編1位を受賞していた作品だったようです。侮りがたし、この〇〇がすごい系。

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